中波用短波用VHF用の3つについて考えてみま した。

中波用

私にとって、中波DX用のアンテナというと、松下のRD-9170が原風景です。
25年位前には、東京・中野の自宅でもこれでそこそこ中波DXができました。
ただ、そのまま繫いだのではノイズっぽくって、ピックアップループをつけて聴いておりました。

そこで、3年前に復活したときも、まずは、1m×1mのエアコアループを自作して、中波DXを始めました。

ところが、やはり25年前とはノイズレベルが比べ物になりません。 これは、殆ど、使い物になりませんでした。

そんな中で、出会ったのがバリキャップを利用した、遠隔同調式のループ
アンテナです。(回路図はこちらを参照 アンテナ部 制御部)設計は、私では無く知人なもので、技術的な質問は、??です。

私は、7本のフェライトコアを束ねたものを防水ケースに入れて、ルーフタワーに乗せ、ローテータで回して使っています。

長所

短所は、長所の裏腹ですが

が上げられます。

以下に、アンテナ部の概要を示します。このほかに手元で同調電圧を制御する制御部が必要です。

フェライトコアアンテナの中身(画像が汚いですね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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短波用 2002/09/06更新

私のロケーションでは、

というのが制約条件です。
こんな中で使用しているアンテナが、

  1. RF System社製 DX One Professional
  2. Eavesdropper Dipole
  3. 15m Long MLB
  4. 遠隔同調 エアコアループ →回路図( アンテナ部 制御部 <中波のものと共用可能>)

※1制御部回路図中の破線について
・VRに繋がっている方:微調整用のVRは、オプションですので付けなくても大丈夫です。
 (ツマミの調整が微妙なのであった方が便利ではあります。)
・J1に繋がっている方:短波用エアコアの方はアンテナ側にアンプがありませんので、不要です。

※2ループの大きさについて
・私の写真のものは1m角です。60cm角でも実用になります。その分同調周波数は上がってしまいますが、バリキャップを2組×2で3M付近から同調しますので、90m、60mに使えます。うまくすると120mも同調できるかもしれません。

7MHz以下のローバンドでは、4.のループアンテナに勝るものはありません。
やはり、ループアンテナはノイズに強いようです。
ただ、ゲインが小さいのでプリアンプが必要です。私は、松下のRD-9830を使用しています。

この短波用のループアンテナについては、Five Hundreds Club にある製作記事 「短波帯用微小ループアンテナ」が大変参考になります。

予断ですが、このHPには、分配器やプリアンプなど他にも参考になる記事が、 満載です。

ハイバンドに関しては、1の通称DOPと2のダイポールが互角です。
局やコンディションによって、1が良かったり、2が良かったりです。

3のMLBは、1、2に比べるとノイズが多いのですが、たまに1,2よりもゲインが あって、こちらのほうが聴きやすいことがあります。それで降ろせないでいるので
すが、滅多に出番はありません。

1のDOPの弱点は、なんといっても混変調です。
私のところでは、中波帯においてSuppressionをonにしてもあちこちで盛大に混変調 を起こしています。

このあたりの性能は、今話題のALA-1530と是非比較してみたいところです。

アンテナ群

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VHF

VHFのアンテナは、ログペリが現実解としてはベストと思います。
評価できるのは以下の2点です。

ログペリの新しい形態として、ログペリの前方にディレクタ・エレメントが入ったものを使い始めました。
APS-13というもので、JVUDXCの福永代表にご 紹介いただいたものです。
写真を見ていただくと解りますが、上に乗っているログペリより大型です。
特徴としては、帯域が狭く(88MHz〜108MHz)、指向・ゲインは上です。
APS-13で入感して、ログペリでは入感しないというシチュエーションは少なそうですが、信号の上がり際、落ち際にIDが出たりする機会には重宝するかもしれません。

このアンテナ(APS-13)は、残念ながら、日本では販売していないので、海外から個人輸入することになります。
私が購入したのは、Hifi Farm という会社です。仲々親切でした。が、欠品(バラン)に関しては「ナシのツブテ」でした。
もし、購入されるとしてもオウンリスクでお願いします。
製造元は、Antenna Performance ここから直接購入もできるかもしれません。

もう一つの選択肢としてディスコーンアンテナが上げられますが、 TV−DXに用いる際には、指向性のある方が望ましいです。
 

それでも、Eスポの場合はカーラジオでも受信できる位の強度で入感し ますので、まずは手持ちのアンテナで聴いてみるのも良いですね。
 

TV−DXの受像例(江蘇電視台)

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